Z1000-Sienaのレビューページ

Z1000-Siena レビュー総合

5.0
Rated 5.0 out of 5
5.0 out of 5 stars (based on 3 reviews)
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Z1000-Siena お客様投稿レビュー

音のバランスが良い。

Rated 5.0 out of 5
2025年4月2日

AMP:真空管アンプ PAMP:真空管アンプ  CD-P:marantz SA8004

ソース:DEF Junko Ohashi フリオ・イグレシアス

ギイチ

室内楽には最高かも

Rated 5.0 out of 5
2025年2月3日

今までかなり大型の英国製フロア型を使っていて、それはそれでかなり満足していたのだが、当機はフルレンジで定位や音場感がいいだろうし、木の質感が美しいだろうな、こういうのも使ってみたいなと思って、音も聴いてないのに衝動買いした。

接合の確実さや木の質感、仕上げはキットより完成品の方が絶対によいだろうとも思ったので完成品にした。けっこうな出費だが・・・・。

しかし、待ちくたびれたというより、注文したのを忘れたころに届いたこのSP、音を出してみてこれはすごいかも、室内楽には最高かもと思った。

まるで眼前に演奏者を見ているかのように、リアルな定位、音場感がある。フロア型マルチウエイSPがこと定位という点ではどれだけあいまいなものかがわかってしまい、わが家では室内楽に関してはもうフロア型の出番はないだろうなと思う。実際、それ以来ずっとこのSPで聴いている。

もちろん、オーケストラになると低音が全然足りないので、マルチウエイ・フロア型に太刀打ちはできない。

しかし、そもそも、スピーカーでオケを聴こうというのが無謀なのだ。ここ何年もオケが聴きたいときはヘッドフォンを使っている。

今後もおそらく室内楽中心のオーディオ生活になるであろう私にとって、最高の宝物が天から降ってきた思いだ。すごいサプライズやった。

なお、ツイーターはあえて注文しなかった。

まずはフルレンジで聴いてみて必要ならツイーターつけようと思ったが、当面はこれだけでいけそうだ。ツイーター付きの他のスピーカーに比して、高音に現状で不満は感じない。それに、しばらく使ってこのSPの個性を見きわめてから、どんなツイーターがあるのか検討するのもまた楽しいだろうなと思った次第だ。

Fabre2000

遅ればせながら真価発揮中

Rated 5.0 out of 5
2025年2月3日

やっとレビューが書けます。一時はこんな音ではレビューどころじゃないと落胆していましたが、どうやら危機脱出です。

 さて肝心の音のレビューの前に前段として梱包と外観について少し。これまで何度か同社製品を購入していますが、その度に梱包については感心するばかりでした。今回も例に違わず見事なものでした。これなら通常輸送で破損の心配など微塵も無い懇切丁寧で適切な梱包です。またユーザーにとって開けやすい処置がされているのも嬉しい限りです。そして本機を取り出して予め購入しておいた同社製スピーカースタンドに設置します。スタンドの販売時期が本機と重なりラッキーでした。耐震用の固定穴もスタンドの天板前縁とSP前縁を揃えて置けばぴったり一致したのも細かい配慮で嬉しかった事の一つです。設置を終えてSPを眺めるとその面構えと佇まい、仕上がりの良さが相まって素晴らしい音がするに違いないと感じる外観です。

 さて閑話休題、本題の音のレビューについてです。本機が拙宅に到着したのが1月24日夜でした。翌日に梱包を開けSPスタンドに設置して専用部屋にセッティングを行い聴き始めます。因みに使用機材はCDPがDENON1650NE、プリメインアンプがマランツPM8004、同社製音響パネルを設置しています。試聴ソースは「マーカスミラーのM2,マイケルジャクソンSACDのスリラー、ビルエバンスのSACDワルツフォーデビー、デイブグルーシンのマウンテンダンス、マイルデイビスのライブアランドザワールド、スティービーワンダーのSHMCDキーオブライフ、キースジャレットのケルンコンサート等々」です。

 最初の印象は何の変哲もない普通の音。Zサウンドに共通するものは感じますが安達さんの言われる聴き疲れせず聞き惚れるような音とはとても思えません。まあ初日だからとは思いつつエージング20時間を済ませて出荷してもらったSPですので最初からまずまずの音が出ると思い込んでいました。そんな事で初日は3時間余り聴いて終了。そして2日目からは微小信号への反応を良くしたいとの思いで極小音量で3時間ほど鳴らします。それを終えて夕食後に3時間程本格的に聴き込みました。3日目も同様に行いましたが余り変化は有りません。この時の感想は「これならこれまで購入したZ800-168HRやZ1000‐103solや108sol、103Aの方が良い音がするなあ、本機で無ければ出ない音って言うのはこんな音なのか?」と疑問が沸いてきました。それでも気を取り直して後方に設置してある音響パネルとの距離を縮める等セッティングの変更を行いながら4日目5日目を同様に過ごしますが変化は有りません。前述の既存機種では力強く量感の有るバスドラの音が聴けるソースを聴いてみても質量とも全く及びも付かない音しか出てきません。また綺麗な高域が持ち味と言われてましたが前述の168HRのツイーターの方が遥かに良いとしか感じられません。これまでの10センチフルレンジの音に慣れているのか8センチフルレンジの音は元々こんなものなのかとガッカリしていました。

 状況が好転したのは6日目の30日夜の事です。聴き始めは昨夜と同様でパッとしない音でしたが1時間ほど聴き続けると突然曇り空が一気に快晴に転じたかのような生き生きとした音がスピーカーから溢れ出して来ました。ここからはのめり込むように1時間程聴き続けました。この音なら安達さんがメルマガに書かれた音質評価に全て同意できます。綺麗で良質な中高域と底力のある量感豊かな低域で音楽を生き生きと再生します。「これがこのユニットとエンクロージャーの実力か」と嬉しくなりました。音質について別の表現をしますと解像度が高く小さな音や細かい音まで良く再現します。ハイ上がりではないのでおとなしい音と思ってましたが拙宅ではこれまでのZサウンドを見事に継承していると思いますし低域については口径や箱のサイズを忘れるような見事な音がします。もう素晴らしくて聞き惚れます。今回も素晴らしいスピーカーを届けていただき誠に有難うございました。最後に拙宅においては微小信号でのエージングが約15時間通常音量(70W8Ωで短針9時半のボリューム位置)で約20時間のエージングを経て本領発揮しています。これから使用される方のご参考になればと一言付け加えて置きます。

新家健